ベビわるの感想文

とんでもない作品に出会ってしまい、U-NEXTとTwitterはてブロのアカウントを作ってしまいました。衝動的に生きています。どうもはじめまして。

 

『ベイビーわるきゅーれ』とんでもない好き作品に出会ってしまったんですが、、、どうしたら良いでしょう。

たまたま予告編の動画をみて、なんだこの面白そうな映画は????しかし第二作目か……観るの迷うな。いや、一作目がU-NEXTで配信されているではないか???これは契約しなければ。

面白かった!!!観に行きたい!

(ちょっと映画館遠いけど……!)

と、二作目を観に行ってきました。客層が実に不思議で老若男女〜という感じでした。面白かった。帰ってきてからまた一作目を観返して、今です。

 

この2日間で私の人生変わりそうなので、取り急ぎ!思ったことを忘れないように、乱文・駄文に起こしたくて、続けて観た感想をまとめて書いています。

一作目と二作目それぞれの感想文はまた別で書けたらと思います。

 

2人はほぼプリキュアです。強い女の子が大好きな私からすればもうほぼプリキュアと言っても過言では……過言?過言かな?

プリキュアみたいに正義と悪という対立はしません、この作品は。

 

殺したいから殺す。依頼されたから殺す。ムカツイちゃったから絞めちゃった!てへぺろ♪みたいな。

だってプロの殺し屋だもん。それが生業なんだもん。無理なんだもん!普通の仕事は!みたいな。

 

二作目ではよりお金の話がよりヘビーになってきます。世知辛い。見返してみたら一作品目からお金の話はちょくちょくしていました。先輩メイドの姫子さんも大変そうでしたね、「私たちお金に困ったことないんで!」のドストレート失礼っぷりを発揮してましけど。

 

急に「元女子高生の殺し屋(プロ)」“らしい”女の子2人が出てきます。

今までは寮に住んでいた“らしい”。けど、2人暮らしをすることに。

生い立ちや殺し屋になった経緯、親・家族のことは一切出てこないところも良いなと思いました。

 

ゆるゆるふわふわアドリブなのか台本なのか分からない会話劇、わちゃわちゃドタバタボケツッコミ劇とアクションシーンのギャップ。彼女たちの存在に釘付けになっていました。いつの間にか。彼女たちから、彼女たちの「目」から、目が離せなくなっていたのです。

 

彼女たちの生活能力はかなりのポンコツっぷりで、社会不適合者どうし。初めて観た時は、「発達障害」なのではとおもいました。多動的で忘れ物や落とし物が多いちさと。人とコミュニケーションが上手く取れない脱力無気力系、食べるのが下手くそなまひろ。

 

しかし、2人ともやる時はやる。殺るときは殺るのです。

 

いつもぐだぐだ喋り散らかすけど、たまに達観したことを据わった目で語り出すちさとと、いつもゆるゆるふわふわだけど周りを意外とみていて、感情の起伏が大きいちさとのブレーキ係になることもあるまひろ。

 

誰しも二面性を持っているものだと聞いたことがありますが、この2人もまた二面性をもっています。それは「殺し屋」という面だけでなく。

2人は1つの人格が分裂した存在なのでは?というのが私の最初の感想でした。知らんけど。

 

食べることは生きること。生きることは食べること。と誰かが言っていました。息をすること食べること、辞めたらそれ即ち死だと。この作品は食事シーンがよく出てきます。主人公2人だけではありません。バイト先の先輩たち、殺し屋協会の仲間たち。二作品目の神村兄弟たち。

彼女たちには日常の地続きに殺しがあるのです。

 

私は食事シーンがたくさん出てくる作品が好きです。なぜならキャラクターが生きていることが分かるから。作品の登場人物も、私と同じように働いて疲れてコンタクトをつけたまま寝転がったりソファでグダグダとゲームをしたり。遅刻ギリギリで仕事に行って、疲れて帰ってご飯を食べて。生きているんだなと思うのです。

 

まひろは殺し屋の仕事を終えたあとに、大きく息を吐き「あ〜つかれた〜」と言うのです。「反省会しよ」とか言うのです。

死ぬかと思ったとヘラヘラ笑うシーンもありました。でもそれは生きているから出来ることです。

特別生にも死にもこだわりの無さそうな目をする彼女たちも、殺し屋の仕事をすることで自然とヒエラルキーの上に立っているのだなと思いました。